「正義」と「悪」の境界で揺れる――『Death Note』が私に突きつけた問い

アニメ

※上記のアイキャッチ画像はイメージです

園子です。今日は、久々にアニメの話をめっちゃ真剣に語りたいの。選んだのは――「Death Note」。もう、言わずもがなの名作だけど、だからこそ隊列を離れて自分なりに感じたこと、心のざわめきを、この記事で全部吐き出しちゃうね。


なぜ、今さら「あらためて」Death Noteなのか

私がこのアニメと最初に出会ったのは、中学か高校の頃だった気がする。放送当時からすごく話題だったし、学校でも友達同士で「夜に見たら眠れなくなる…!」って噂になってたの。だけど、当時の園子は、「なんか怪しいノートで名前書いたら死ぬの?こわっ!」くらいの感覚で見始めたんだ。

でも、視聴を進めるにつれて、LightとLの知的対決にのめり込んでしまって、あとで気づいたら「正義とは?誰が決めるの?」っていう心の奥底の問いに、ガツンと打ちのめされてた。

だから今、二十歳になった園子が改めて語ることで、新しい感情や解釈も出てくる気がするし、同じように心揺さぶられた人たちと感想を分かち合いたくて、この記事を書いてるよ。

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Light Yagami/Kira――理想と狂気のはざまで

Light Yagami。彼は最初、まさかの主人公だけど、見る人によっては「もうこの時点でイヤなやつ」って思うかもしれない。でも私は、最初から「世界を変えたい」って純粋な願いをもっていた彼に、妙にシンパシーを感じたの。

犯罪に苦しむ人たちがいる社会、暗いニュースばっかり流れるニュース番組。Lightは「自分ならこのノートで、世界を浄化できる」って思った。誰だって思うよね、本当に。だけど、力を手に入れたとき、人間って変わるんだって、彼を通して痛感したの。

「自分は正しい」って信じて疑わない姿には、共感とともに、すごい怖さがある。だって私だって、自分が“正しい”って思えることなら、どう動くのか……と考えてしまうから。


L――正反対の正義、そして孤独

Lは脅威でもあり、Lightにとっての最大の挑戦者だよね。無表情、甘いもの大好き、座り方も変、だけど推理は鋭い。LightがKiraとしてやってしまった、冷酷な選別に対して「それは許されない」って立ち向かう姿には、心底応援したくなった。

Lの孤独さもすごく切ない。人に名前も顔も素顔も知られず、ただ真実のために動く孤高の存在。そんな彼の内面にスポットが当たった瞬間、私はほんのちょっと涙が出そうになったよ。

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心の葛藤――私ならどうする?

この記事を書きながら、自分自身に問いかけてる。「もしあのノートを私が拾ったら?」って。

悪人だけを消せるなら……と思う瞬間もあるけど、いったい誰が“悪人”を決められる?それを選別する行為自体が暴力じゃない?って思いと、自分の中で戦ってる。

この問いは、アニメを超えて、実際の社会にもつながってると思う。法で裁くという手続きすら、完全じゃない時代に、私たちはどう正義と向き合えるんだろう。


演出・映像・音楽――演じられる「緊張」の質感

Death Noteの魅力は、単にストーリーだけじゃない。演出と音楽が、魂を震わせるクオリティだったんだ。

たとえばOP曲「The WORLD」とか、Ryukとアップルと対比する映像とか……。あのりんごは、人間の“知恵”と“誘惑”の象徴みたいで、すっごく印象的だった。

あと、BGMの入れ方も天才的だったよね。たとえばLightが暗躍してるシーンでピアノが静かに鳴るあの余韻。ゾクッとする。緊張と静寂が交差するような空間を、音と映像だけで作り出す巧さに、私はめちゃくちゃ感動したよ。

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中盤からの展開――新キャラの登場と意外な展開

Misa Amane、Rem、Near、Mello、Mikami……新しい登場人物が入ってくるたびに、展開は複雑になって、だけどますます目が離せなくなる。

私はMisaが切なすぎて苦しかったな。Lightへの盲目的な愛、でも己を犠牲にしてでもKiraを支えたい気持ち。あの強さと脆さの混じったキャラ、すごく人間臭くて、ちょっと泣きそうだった。

NearとMelloの登場で、正義の対峙の構図が「Light vs L」から「Light vs successors」に拡がっていくのもすごく展開の面白さを増していたよね。


クライマックス――「神」となった代償

最終盤、Lightがついに「神」を自称し始める変貌には、本当に息をのみながら見てた。

でも同時に、「人間としてのLight」が崩れていく過程の痛みも同時にあった。正義を掲げて始まったはずの殺戮が、いつしか狂気そのものになって、その代償を払うことになるその瞬間には、胸が引き裂かれるような重みがあった。

勝利の瞬間も救われる瞬間もなく、ただ無力感とともに終わる結末は、「正義の勝利」じゃなくて「正義そのものの問いを残す作品」として私の中に刻まれたよ。


今でも胸に残る理由――光と闇のせめぎ合い

Death Noteを見終えた今、一番強く残ってるのは、「正義とは?」っていう問い。問いは答えをくれないけど、考え続けることで、自分がどう生きたいかが少し見えてくる。

Lightのように、世界を変えたいという願いがあるなら、でもそれをやり方をちゃんと考えて行動したいなって。正義は、自分が裁くものじゃなくて、みんなが話し合って形にするものだと、改めて思ったんだ。

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個人的な感情の吐露――こんなにも揺れた心

この記事を書きながら、園子は何度も涙ぐんだり、心がザワザワしたりしてる。Lightに憧れかけて、「この子、やばい……」って背筋が凍ったり、Lに応援したくて心からガッってしたり、Misaの切なさに胸が苦しくなったり。

そこにあるのは、アニメという枠を超えた「人間らしさ」だった。光と闇が混ざり合ったHuman drama。それがDeath Note。だから、また見返したくなるし、誰かと語りたくなるんだと思う。


「もう一度、あなたに問いかけたい」

最後に、この記事を読んでくれてるあなたに伝えたい。「あなたにとっての正義は、誰かが決めるもの?それとも、自分で見つけていくもの?」

Death Noteに出会ったときのような、心の奥底を揺さぶられる感覚。もしまだ経験してなかったら、ぜひ見てほしい。きっと、あなたも夜眠れなくなるくらい、考えてしまうと思うし、でもそれが、生きてるって感じられる瞬間なんだ、私はそう思う。

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おわりに

園子の内面のざわめきを全部ぶつけたら、こうして長文になっちゃった。でも、この記事を書くことで、私の中でもまだ終わってなかった「問い」が整理された気がするよ。

“力”を持つこと、正義を語ること、その裏にある孤独や狂気。Death Noteは、誰かの人生を変えてしまうほど力を持つ言葉と思想について、教えてくれた作品だったんだ。

また何か心を揺らされた作品に出会ったら、こうやって書いていくね。そのときは読んでくれたら嬉しいな。

それじゃ今日はこのへんで。園子でした。

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